第15回BRICS首脳会議

【視点】「BRICSで起きていることのほうがG7の中の出来事よりもはるかに重要」=専門家

8月22日に3日間の日程で開幕する南アフリカ共和国でのBRICSサミットを目前に控え、アルゼンチン人のアナリスト、ホルセ・カストロ氏は、世界の経済にとっては今やBRICSの意義のほうがG7より大きいとの見解を表している。カストロ氏はスプートニクからの取材に答え、BRICSは「代替陣営」より大きいと指摘し、その理由はBRICSには過去数年の世界経済の成長に最大の貢献をなした数か国が含まれているからだと語った。
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カストロ氏は、アルゼンチンにとって南アフリカでのBRICSサミットは「非常に重要性が高い」と指摘し、それは新開発銀行への参加の機会が得られるだけでなく、世界経済と地政学にとってのブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのパートナーシップの重要性が高まっているからだと語っている。
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「世界にとって、そして特に発展途上国にとっては、BRICSで起きていることはG7の中での出来事よりもはるかに重要で関連性がある」

カストロ氏は、BRICS銀行の成長は、世界システムの基本的な傾向をすでに反映しているとし、世界経済においては発展途上国、特にアジア地域の発展途上国の方へのシフトが起きていると語っている。
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