開催場所は
8月18日、3国首脳会談がワシントン郊外のメリーランド州キャンプデービッドにある米大統領の山荘で開幕した。
前回の日米韓首脳会談は、5月21日に広島で開催された主要国首脳会議(G7サミット)のフィールドで行われている。
「これは、私がキャンプ・デービッドで主催する初めての首脳会談というだけでない。日本、韓国、米国の首脳が個別に会談する初めての機会でもある。このキャンプ・デービッドでの会談ほど、日米韓3カ国の協力の新たな章を飾るのにふさわしいものはない」
なんの合意を目指すのか
1.
米国は3国の接近は特定の人物、国に対抗するものではなく、アジア版NATOの創設の試みではないと確証している。ジェイク・サリバン米大統領補佐官・国家安全保障問題担当はサミットに先立ち、「これは絶対に太平洋におけるNATOではない」と述べていた。2.
北朝鮮の核ミサイル開発に引き続き焦点を当て、3国間の合同演習を拡大する。米国が主導でこの地域で実施される演習について、北朝鮮はすでに、自国に対する軍事作戦のリハーサルと見なすという声明を表した。北朝鮮は、いわゆるNCG(核協議グループ)の活動を批判し、この地域への原子力潜水艦の派遣を中止するよう米国に求めた。3.
自国の経済的安全保障を維持し、中国を封じ込めるための協力計画を拡大する4.
東南アジア諸国連合(ASEAN)や太平洋諸島諸国の加盟国など、いわゆるグローバル・サウス諸国への支援を検討する。5.
こうした首脳会議は毎年開催され、すべての協力分野について「点検」が行われる。関連記事