日本 岸田首相、福島第1原発を視察 処理水の放出判断へ対策確認

岸田文雄首相は20日、福島県を訪れ、東京電力福島第1原発(大熊、双葉両町)を視察した。処理水の海洋放出に向け、放射性物質で汚染された水を浄化する多核種除去設備(ALPS)など関連施設で万全の対策を講じているかどうかを確認。22日に関係閣僚会議を開き、8月下旬を軸に検討する放出時期を最終判断する意向だ
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放出に反対姿勢を堅持する全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と面会する日程も調整している。関係閣僚会議開催前の21日を想定しているとみられる。  
処理水は、ALPSで除去できない放射性物質トリチウムの濃度が国の基準値の40分の1未満になるよう海水で希釈した水。海底トンネルを通じて1キロ沖から放出される。
放出計画の安全性を検証してきた国際原子力機関(IAEA)は7月に「国際的な安全基準に合致する」との包括報告書を公表した。 首相は東電幹部から処理の流れや廃炉作業について説明を受ける。
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