ワシントンポスト紙の調べでは、米国の産業が直面した問題のひとつが化学製品や爆薬の不足を背景に起きているTNT(トロニトロトルエン)などの主原料の不足。同紙は、TNTは米国ではIMX(低感度弾薬用爆薬)に代用されており、もう生産されていないと書いている。ところが弾薬の製造が拡大されたため、TNTのサプライヤーを探す必要性が生じてしまった。主なサプライヤーはポーランドだったが、米国防総省は供給拡大について同盟諸国と作業を行っており、日本のそうした中に入っている。
ワシントンポスト紙はさらに、ロシア軍はこの物質の供給源のひとつであるルガンスク人民共和国にあるザリャ工場から米国を切り離した、と伝えている。
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