海外への兵器供与を管轄する米国防総省・国防安全保障協力局の発表によると、ポーランド側は米国に96機のアパッチと関連装備品の売却を求めている。
同省はポーランドへのアパッチ売却が欧州地域の軍事バランスを根底的に覆すことはないなどと主張しているが、対露、ベラルーシを念頭にしたポーランドの軍拡の一環であることは明白だ。
さらに、ポーランドのマリウシュ・ブラシャク国防相によると、新造のアパッチが納入されるまでは、米軍が持つ備蓄から供与を受けるという。
武器を爆買いするポーランド
ポーランドは昨年以降、ウクライナへの軍事支援を積極的に行っており、自軍の武器備蓄に空いた穴を埋めるために大量の兵器を輸入している。古い武器をウクライナに供与し、軍備を刷新しようとする意図もありそうだ。
ポーランドは昨年、124億ドル(約1兆8000億円)の韓国製兵器の輸入契約を結んでいる。内訳は戦車「K2(ブラックパンサー)」1000両のほか、榴弾砲「K9」600基以上、戦闘機「FA50」数十機などとなっている。
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