第15回BRICS首脳会議

影響と投資 新たな国を惹きつけるBRICS投資魅力を解説

ロシア、ブラジル、インド、中国、南アフリカ共和国の加盟するBRICSに今、23か国から正式に加盟への関心が示されている。なぜBRICSがますます多くの国を惹きつけるのかについて、ブルームバークの金融アナリストのトム・ハンコック氏はワシントンポスト紙に投稿した中で説明している。
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ハンコック氏はまず、BRICという言葉は2001年、ゴールドマン・サックスの経済学者のジム・オニール氏が考案したことに注意を喚起している。オニール氏はこの用語によって、当時、最大の経済成長のポテンシャルを抱えた4カ国を示し、その投資魅力を指摘した。ハンコック氏は、2006年には客観的に共通の利益、共通の問題を持つ、これら諸国がすでに公式的にBRICという共同体を形成したことは驚くには当たらないと書いている。2010年の終わりにはこれに南アフリカ共和国が招待され、その結果、名称にはもう1字が追加された。
ハンコック氏は、BRICSの主な成果は現在、金融面に関するものだと言う。2016年、BRICS諸国は1000億ドル(14兆6300億円超)の外貨準備プールを創設。2015年には新開発銀行が創設され、水道、交通、その他のインフラ設備の分野におけるプロジェクト開発のために320億ドル(4兆6800億円)以上の融資を承認した。
同時に、BRICS加盟国間の貿易額は着実に増加している。過去5年間で56%増の4220億ドル(61兆7500億円)に達している。BRICS首脳の今日の課題についてハンコック氏は、自国通貨による貿易を拡大し、ドルへの依存度を下げることだと強調している。ハンコック氏は、BRICS諸国がBRICS単一通貨の導入についても交渉することもありうると見ている。
第15回BRICS首脳会議
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ハンコック氏によれば、BRICS諸国は、対米関係を含む主要な政治・安全保障問題では利害は異なるものの、ウクライナにおけるロシアの特別作戦に対しては類似した中立的な立場をとっており、紛争を世界的な危機というよりもまず、地域的な問題として捉えているという。このように、BRICS首脳は困難な状況下でも互恵的な協力を展開し、自国の主権は完全に守りつつ、国際舞台での立場を強化することができるため、ますます多くの支持者を集めている。こうして、インドネシア、サウジアラビア、イラン、アルゼンチン、キューバ、ナイジェリア、ベネズエラ、タイ、ベトナムを含む23カ国が、BRICS連邦加盟への関心を正式に表明した。ハンコック氏によれば、このようにして「新参者」たちは世界での外交的影響力を拡大し、貿易と投資の有利な機会を開こうとしている。
アルゼンチン人のアナリスト、ホルセ・カストロ氏は、世界の経済にとってBRICSが持つ重要な意義についてスプートニクからの取材に答えた。
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