カルーガ州のウラジスラブ・シャプシャ知事によると、25日午前0時30分ごろ、カルーガ州北東部のマラヤロスラベツ地区、ジュコーフスキー地区でロシア側の対空防衛システムが作動し、飛来したミサイルが撃墜された。これまでにけが人やインフラの破壊は確認されていない。S200は1960年代にソ連が開発した対空防衛システムで、東欧諸国やインド、北朝鮮などが保有、または過去に保有していた。ウクライナが攻撃型に改造したS200Dの射程は約300キロとされている。今回撃墜されたのもウクライナ国境からおよそ300キロの地点となっている。また、クリミア半島では25日にかけての夜、計42機の無人機(ドローン)が飛来した。露国防省によると9機を撃墜。残りの33機は電子戦システムで制圧し、目標にたどり着く前に墜落させたとしている。関連ニュース