スプートニクのまとめでは29日夜から30日のこれまでに、ロシア7地域に少なくとも14機以上のウクライナのドローンが飛来した。内訳はブリャンスク州に6機、オルロフ州に2機、カルーガ州に3機、リャザン州に2機、モスクワ州に1機、プスコフ州とセバストポリ市でもそれぞれ複数のドローンが確認されている。
同省や各州知事によるとウクライナ側の攻撃とロシア軍の対応の概要は以下の通り。
夜間、ウクライナと国境を接するブリャンスク州で飛行機型ドローン3機を撃墜。30日朝には同州のテレビ塔に2機のドローンが攻撃を試み、ロシア軍の対空防衛システムによって阻止。昼頃にはもう1機を撃墜。
西部オルロフ州でドローン2機を撃墜
モスクワ南方のカルーガ州に夜、2機のドローンが飛来。1つ目は上空で破壊された。2つ目は空の石油製品備蓄タンクに突っ込み、火災が発生したが素早く消火された。30日昼にも別の1機が飛来し撃墜。
モスクワ南東のリャザン州で、1時間半の間隔を開けて2機のドローンが飛来。対空防衛システムで破壊された。
モスクワ州西部のルススキー地区でドローン1機を撃墜
一方、バルト海に近い北西部プスコフ州のミハイル・ベデルニコフ知事は30日未明、SNS上の公式アカウントで、「プスコフ空港で国防省がドローン攻撃に反撃している」と投稿。火災が発生し、被害は調査中としているが、けが人はいなかったとしている。
また、クリミア半島に位置するセバストポリ市のミハイル・ラズボジャエフ市長によると、海から市内の湾に向かってドローンが飛来し、ロシア軍が応戦した。正確な数やタイプは分かっていないという。
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