6月6日にかけての夜、ウクライナ軍はカホフカ発電所に攻撃を行った。これによって発電所の一部が損傷し、ダムが決壊した。流れ出した水はヘルソン州内のドニエプル川沿いの各地で洪水を引き起こし、少なくとも57人が犠牲となった。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、水力発電所の破壊はウクライナ政権による「野蛮な行為」と強く非難。大規模な環境的、人道的な大惨事を引き起こしたと指摘した。また、セルゲイ・ショイグ国防相は、ウクライナ側が別の戦線に兵力を移動させるため、へルソン州でのロシア軍の攻勢を妨げるためにダムを破壊したとの見解を示している。
関連ニュース