習主席はこのごろ、南アフリカで行われたBRICS首脳会議に出席し、G20議長国であるインドを含む各国首脳と会談した。だが、G20はBRICSに含まれない西側諸国の首脳も参加することから、米国のジョー・バイデン大統領との会談の可能性が取り沙汰されていた。
モスクワ国際関係大学のセルゲイ・ルジャニン教授は、習主席の欠席は米中関係の現状に対する中国側の不満と対立を緩和しようとする米国の試みの失敗を意味すると指摘。昨今のジーナ・レモンド米商務長官の訪中などは「表面的なもので、米中関係の奥底にある矛盾は解決できていない」と語った。
G20サミットを巡っては、ロシアはセルゲイ・ラブロフ外相が代表団を率い、ウラジーミル・プーチン大統領は欠席する見込みであることが分かっている。
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