アリランによると、金委員長は8月29日の「北朝鮮海軍の日」に、娘とともに海軍司令部を視察した。そこで行った演説のなかでは、韓国、アメリカ、日本が合同軍事演習を計画していることを批判した。金委員長は、キャンプ・デービッドで行われた3カ国首脳会談で、3カ国が定期的に合同軍事演習を行うことを約束したことに対して、反感を表明。演習や米国による韓国への戦略兵器配備が、朝鮮半島を「核戦争の最も危険な地帯」にしていると指摘した。
韓国では、金正恩委員長の厳しい発言は、日米韓の安全保障上の結びつきが強化される中で、北朝鮮が危機感を抱いていることを示すものと受け止められている。しかし北朝鮮は、ミサイル発射という挑発行為がこうした三国間の結びつきを強めている原因であることを認識すべきであり、平壌は戦争の準備をするよりも、国民の福祉に集中した方がよいだろう、とアリランは指摘している。
以前スプートニクは、キャンプ・デービッドで行われた日米韓3カ国首脳会談がどのように行われたか、どのような問題が話し合われたかについてまとめた。
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