軍事専門家 ロシアの無人機「ランセット」の戦場での特異性を列挙

ロシアの無人機「ランセット」はそのマヌーバ性と特殊なX字型の翼によりレーダーが誤って鳥と認識する能力にある。軍事専門家で防空軍博物館の館長を務めるユーリー・クヌートフ元大佐はロシアの新聞Lenta.ruからの取材にこう語った。
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ランセットは40分間の飛行が可能で、航続距離は最大40キロ、戦闘のペイロードは約3キロだ。つい先日、フランスの自走砲カエサル 155mmの横でランセットが爆発したため、自走砲が横倒しになり、2機目のランセットが自走砲を粉々に吹き飛ばしている」クヌートフ氏はこう語っている。
ランセットは世界で唯一の神風ドローン。2対のX字型の翼のおかげでマヌーバ中に文字通り、1秒だけホバリング することができるため、この状態ではレーダーは鳥だと認識してしまう。
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米国の元諜報員はランセットのせいでウクライナ軍は前線で大砲のかなりの部分を破壊されていると指摘している。
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