Das Ersteは、最近、共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務が記者会見で、2026年に再出馬する予定があるかという質問に答えられなかったことを報じている。81歳の上院議員であるマコーネルは質問に答えるどころか、どこかを見つめるように固まってしまった。補佐官が大声で質問を繰り返した。マコーネルが弱々しく「オーケー」と答えたのは、それからなんと40秒後のことだった。マコーネルのチームは後に、マコーネル氏が2023年3月にホテルで転倒して脳震盪を起こし、未だ回復の途上にあることが、この騒動の原因であると説明した。
マコーネルの同僚である民主党のダイアン・ファインスタインは、90歳にして上院の 「レジェンド 」だとDas Ersteは皮肉っている。長年、彼女は物忘れと集中力の欠如に悩まされてきた。審議では、彼女はしばしば伏し目がちになり、他の議員が、どのようにして投票するか教えている。
「上院は現在、この国で最も特権的な老人ホームだ!」共和党の大統領候補ニッキー・ヘイリー氏は最近、このように宣言した。彼女は政府の要職に就く者に、年齢制限を設けることに断固賛成している。彼女の選挙キャンペーンは、77歳のドナルド・トランプと79歳のジョー・バイデンの両氏に対しても同様に行われている。報道によると、アメリカ人の大多数はヘイリーに同意しているようだ。世論調査によれば、バイデンもトランプも、大統領職を続けるには年を取りすぎていると考えられている。
しかし、米国ではこうした「スーパーシニア」を支持する声もある。トランプもバイデンも高齢ではあるが、心身ともにまだ非常に健康だからだ。シカゴ大学の老年学者ジェイ・オルシャンスキ氏によれば、年齢制限やテストは高齢の政治家に対する不当な差別になるという。オルシャンスキ氏は、政治家は年齢ではなく、有権者を欺いた罪で起訴されるべきだと考えている。バージニア大学の政治学者カイル・コンディク氏もこれに同調し、大統領選挙では、候補者の年齢は決定的な要因にはならないと話している。なぜなら、国の政治リーダーになる人は、他に重要な資質を備えているべきだからである。
スプートニクはこれより前、ドナルド・トランプ前米大統領が起訴されたことを背景に、彼にこれ以上選挙運動をしないように求める要求が増え始めたことを伝えた。
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