今回命名された船舶の1つは、強化型耐氷シャトルタンカー「ワレンチン・ピクリ」。北極海航路での石油運搬船として使用される見込みで、厚さ1.7メートル以内の氷であれば砕氷船の随伴なしに航行が可能だ。この性能を持つ石油タンカーは世界で唯一だという。
もう一つは、ガス運搬船「アレクセイ・コスイギン」で、厚さ2メートル以下の氷海を自力航行できる。これもガスタンカーとしては世界でも珍しいタイプだ。就役後は日本企業も参画する北極圏の天然ガス開発プロジェクト「アークティックLNG2」で使用される。
出席したプーチン大統領は「これらの船は厳しい環境下、氷海のなかでも大量の石油・ガスを運搬できる」と強調。関係者に感謝と祝辞を述べた。
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