【まとめ】東方経済フォーラム、プーチン大統領の発言要旨 大統領選、ウクライナ紛争にも言及

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は12日、極東ウラジオストクで開かれている東方経済フォーラムの本会議で登壇した。極東地域の発展やアジア太平洋地域での貿易のほか、2024年のロシア、米国の大統領選挙やウクライナ紛争についても言及した。
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大統領選挙

プーチン大統領は本会議のパネルディスカッションで、来年春に予定されているロシア大統領選挙への出馬の有無について問われると次のように答えている。

「年末に議会が日程を決定するので、そのときにお話しましょう」

一方、米国での大統領選挙も話題に上がった。このなかで共和党の有力候補とされるドナルド・トランプ氏の一連の捜査、起訴については政治的迫害だと指摘した。

「トランプ氏に起こっていることは、米国の政治システムの腐敗と彼らが他人に民主主義が何たるかを教える立場でないことを示している。これは政治的動機による迫害だ。彼らは自らの内部の問題を露呈させた。このことは我々が誰と闘っているかを示している」

また、米大統領選で「誰が当選しようとも露米関係が劇的に変わることはない」との見解を示した。その理由は「今の政権が反露的な世論を作り出したからだ」としている。
【ライブ】東方経済フォーラム プーチン露大統領が登壇
このほか、プーチン大統領の主な発言内容は次の通り。

特殊軍事作戦

9月30日をドネツク・ルガンスク両人民共和国、ザポロジエ・ヘルソン両州の再統合記念日に定める法案を提出した
米国によるクラスター爆弾や劣化ウラン弾の供与は、前線の状況を変えることにはならない
ウクライナは反転攻勢で成果を出せていない一方で、7万1000人の人員、戦車543両、1万8000台の装甲車両を失った
もし米国がウクライナに対話の用意があるとみなしているのなら、ロシアとの対話を禁止するゼレンスキーの大統領令を撤回させたらいい

国際情勢

国際経済は変化を続けている。それは西側が金融システムを壊しているからだ。この破壊によって、西側モデルではなく人類全体のために協力を行う用意がある国が増えている
旧植民地主義者たちが何をしていたか。このごろ、檻に入れられてアフリカからベルギーに移送される人々の写真を見せられたが、これは1957年のものだった。涙なしに見ることはできない。アフリカはこれを決して忘れることはないだろう
「日本人は偉大な民族なのに」 サハリン州知事が処理水放出、墓参事業、露日経済協力を語る

極東の経済、地域貿易

2014年から2022年までのロシア全国への固定資産への投資は13パーセント伸びたが、極東に限定すれば39パーセントも増加している
アジア太平洋地域の国々との貿易額は2022年、13.7パーセント増加した。2023年上半期は18.3パーセント増だ
2030年までに北極圏の天然ガス生産は3倍に増える。新たな生産ラインの建設の決定は、技術分野での主権を強化するものになる。また、北極海航路を含む極東への物流網を拡大させなくてはならない
第8回東方経済フォーラムは9月10~13日の日程で、ウラジオストクの極東連邦大学で開かれている。フォーラムには各国の首脳級や政治家、財界人らが集い、地域の発展や国際貿易などについて議論が交わされる。
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