未来を変えた科学者 クローン羊生みの親が死去

英スコットランドのエディンバラ大学は11日、1996年に世界初のクローン羊「ドリー」を誕生させたイアン・ウィルムット博士が死去したと発表した。79歳だった。
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エディンバラ大学によると、ウィルムット博士はパーキンソン病で長らく闘病生活を送っていたという。
ウィルムット博士はスコットランドのロスリン研究所でクローン技術の研究チームを指揮。1996年、6歳の成羊の体細胞核からクローン羊を作製したことを発表し脚光を浴びたが、生命倫理について世界的な議論を巻き起こした。
ドリーは1998年に第1子の「ボニー」を、1999年に三つ子を出産。2003年、6歳で死んだ。現在、剥製がスコットランド国立博物館に展示されている。
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英スコットランドのロスリン研究所で生まれたクローン羊のドリー(1997年12月)

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イアン・ウィルムット博士とクローン羊のドリー

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子羊時代のドリーと代理母

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英スコットランドのロスリン研究所で報道陣に囲まれる生後7ヶ月のドリー(1997年2月)

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ドイツ・フランクフルトの教会で、医学賞「パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞」を受賞後、ドイツの科学者パウル・エールリヒの胸像にもたれかかるイアン・ウィルムット博士(2005年3月)

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ドリーと第一子のボニー

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妊娠中に超音波検査を受けるドリー

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スコットランド国立博物館でドリーの剥製を見るエディンバラ大学の学生たち

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ドリーと三つ子の羊たち

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ロズリン研究所でクローン作製を指揮していたイアン・ウィルムット博士(1997年2月)

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