金委員長は専用列車でボストチヌイ宇宙基地に到着し、プーチン大統領の出迎えを受けた。両首脳は会談に先立ち、ロシアの宇宙ロケット「ソユーズ」の発射施設を見学した。
首脳会談はショイグ国防相らを含む拡大会合と通訳のみを含めた1対1形式で行われた。会談のテーマは朝鮮半島・欧州情勢のほか、露朝の戦略的協力関係、農業協力など多岐に渡った。会談終了後には昼食会も行われた。
会談を終えた金委員長は専用列車でボストチヌイ宇宙基地をあとにした。帰途ではハバロフスク州のコムソモリスク・ナ・アムーレの工場を視察するほか、沿海地方ウラジオストクにも立ち寄る。
一連の日程での両首脳の発言要旨は次の通り。
プーチン大統領の発言
ロシアと北朝鮮は友好善隣の絆の強化を目指し、世界と安定、地域の繁栄のために行動する
金委員長の訪問は実に友好的な雰囲気のなかで行われ、地域情勢についてオープンな対話ができた
ロシアは国際的責務を遵守しながら、その枠内で北朝鮮との軍事技術分野での協力可能性がある
金委員長の発言
ロシアとの関係は北朝鮮の最優先事項だ
我々はロシアとの関係をさらに発展させたい。我々はいつもプーチン大統領と露政府の決定を支持してきたし、今も支持している
ロシアは今、ロシアを敵視する覇権主義勢力から自らの国家主権を守り、安全保障を確保するために立ち上がっている
ロシア軍とロシア国民による「悪の塊」への勝利を信じている
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