考古学チームは、インテルが工場を建設するマクデブルク市の敷地で50以上の建物の残骸を発見した。建物は、北ドイツとスカンジナビアの特徴である楕円形をしていた。大半の住宅は長さ10メートル、幅4メートルだったが、1つの建物は長さ15メートル、幅5メートルだった。
プロジェクトの責任者を務めるスザンヌ・フリードリッヒ氏は記者団に対し、発掘調査の過程で100〜200棟の住宅が発見され、集落の面積は300ヘクタールに拡大する可能性があると語った。
また考古学チームは、1300年前の男性の墓も発見した。この男性の右太ももにはナイフが刺さっていた。墓には金属製の鞘先、ベルトのバックル、中世の戦士のマントの留め具(青銅)の残骸も残っていたという。
考古学チームは、歴史的発見の規模から、半導体工場の建設は延期または中止される可能性があると考えている。なお、そうでない場合、古代集落は破壊されるおそれがあるという。
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