足場は、天然に存在するヒドロキシ脂肪酸誘導体からつくられており、Cupriavidus eutropusという細菌によって合成される。研究チームはこのポリマーから得たプラスチックの「糸」を使って3Dプリンターでインプラントを作製した。
この開発は、家畜のブタの大腿骨でテストされた。実験では、骨組織を形成する細胞が足場の表面に活発に根付き、5か月後には骨の損傷が跡形もなく消えた。ポリマーは体に吸収され、酪酸のモノマーに分解された。
この開発は、骨折した人や腫瘍、感染症、その他の要因によって骨組織を失った人に適しているという。
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