ネルソン氏によると、ウクライナ紛争は冷戦時代の長期的競争戦略が持つ重要性を思い出させたという。そのキーポイントは自国の強みと敵の弱みを一致させることだった。
ネルソン氏は記事の中で、「ウラジーミル・プーチン露大統領はこうした長期的思考に対するビジョンを持っている」と指摘した。同氏によると、ロシア政府は「根気の無さが民主主義国の致命的欠陥となり得る」ことを理解しているという。民主主義国は「よりシンプルで短期的選択肢」を好むとのこと。
「米国におけるウクライナ支持にはすでに亀裂が生じている」と同氏は指摘し、ベトナム戦争とアフガニスタン戦争の教訓を指摘した。それによると、軍事的バランスよりも政治的意志の方がカギを握るとのこと。ウクライナは政治的意志を示すことができるが、それは米国政府とその同盟国が「コンセントを抜く」までしか続かないという。そのうえで、「プーチン氏は長期戦をしている。我々もそうすべきだ」と警告した。
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