専門家たちは市場で売られている安価なもの、ロシアの新しい防弾チョッキ「オベレグ(『お守り』の意味)」、ウクライナ兵が使用する米国製の3着のボディーアーマーの比較テストを撮影した。ボディーアーマーの防弾レベルはすべて5級。テストした3着のうち、米国製モデルは最も低い防御性を示し、カラシニコフから発射の標準的な口径7.62×39ミリ弾でいとも簡単に貫通したのに比べ、他の2着は弾丸を防御した。
ビデオクリップは、7.62×39ミリ弾が米国製のボディーアーマーを貫通し、ボディーアーマーの後ろに人体をシミュレートして置かれた、透明な弾道ゼラチンの中を移動し続ける様子をスローモーションで示している。硬い弾芯がゼラチンの内部で幅広い衝撃波を伝播し、その結果、どのように傷が生じるかがシミュレートされた。ただし米国製のボディーアーマーの防護プレートは、7.62×51ミリ弾よりはるかに強力なライフル弾の命中に耐えられることを示した。
どうしてこうなるのか、ロシア人専門家がこの奇妙な状況を分析した結果、米軍の防護プレートは確かにカートリッジゲージ 308ウィンチェスター(7.62×51ミリ)に耐えられるように設計されていたが、それはロシアの弾薬の硬い弾芯がないことを想定していたことが判明した。そのため、米国製の防護プレートは弾丸の被覆だけは防御できたものの、弾芯はボディアーマーを貫通した。
スプートニクは、特別軍事作戦ゾーンでロシア軍が用いる兵器のうち、米国が最も致死性が高く、恐ろしいとみなしている兵器を紹介している。
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