1941年に行われたPPSh-41のサンプル連続射撃のテストでは、913発を撃った後、銃は使用できなくなった。
カラシニコフ社の専門家、グレゴリー・グビッチ氏は「この銃はどう扱っても壊れようがない」と評している。PPSh-41は、製造された戦争初期の1941年当時にしては作りがシンプルで、耐久性のある銃だった。
グビッチ氏は、PPSh-41の長所を以下のように列挙している。
- シンプルな設計で低コスト
これらの特徴のおかげで、赤軍は最短期間でPPSh-41の派生型を装備させることができた。
- 機能性の高さ
当時、PPSh-41は高速射撃の記録を樹立。この銃は、近距離での戦闘では「致命的な打撃を与える」。弾丸が切れても銃床は白樺製で重いため、これで敵兵にとどめをさすことができた。
- 殺傷力と貫通力の高さ
PPSh-41は現在使用されている防弾チョッキを貫通できる。
PPSh-41の有効射程は、同時期に製造されたドイツの短機関銃MP38/40のほぼ1.5倍。
2019年9月、カラシニコフ社はユーチューブに自動小銃AK-74Mのテスト動画を投稿した。そこでAK-74Mは連続発射モードに十分耐えうる能力があることが示された。