EUの露ナンバー車入域禁止はナチズムの発現=ラブロフ外相

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、露南部ソチで行われている会議「ヴァルダイ国際討論クラブ」で登壇した。ラブロフ外相は、欧州諸国によるロシアナンバーの自動車の入域禁止措置が、ロシア人に対するナチズムの発現にあたる差別的行為だとの認識を示した。
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露ナンバーの入域禁止

ラブロフ外相によると、欧州諸国は近年、わずかに残った自らの外交と倫理を保つために、「外面的な美しさ」の背後に隠れて善良なふりをしている。だが、この「見せかけの美しさ」はすぐに飛び去った。

「一般にこれはナチズムと呼ばれるものの発現だ。他のこともそうだが、ロシア人に対してのみこうした措置が行われている」

セルゲイ・ラブロフ
ロシア外務大臣
露ナンバーの自動車の入域禁止は、すでにラトビア、リトアニア、ポーランド、フィンランド、エストニアで導入されている。3日からはノルウェーでも同様の措置が開始された。
第78回国連総会
【全文】国連総会 ラブロフ露外相の一般討論演説

多極化世界はBRICSと共に

欧州ではロシア人に対する憎悪的政策が席巻する一方、世界約20カ国がロシアも加盟するBRICSと協力関係を築こうとしている。ラブロフ外相は、BRICSは「信頼できるパートナーであり、各国が自信を持つことができるような信頼できる構造だ」と話している。

「世界は多極化している。諸国は信頼できるパートナーを希求しており、BRICSの拡大がこのことを証明している。手始めとして、新たに6カ国が現加盟5カ国に加わり、さらに15~20カ国が加盟による特別な関係を望んでいる」

セルゲイ・ラブロフ
ロシア外務大臣
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