プーチン大統領は、世界は、全地域を債務を負わせる方向へ追い込んできた経済モデルの独裁から徐々に脱却しつつあると指摘している。
「世界は、全地域を経済上の植民地へと変え、発展のための資源を絶つことを目的とした金融経済モデルの独裁から徐々に脱却しつつある」
プーチン大統領は、今日「金融ピラミッド」の頂点に立ち、「世界の通貨を自分たちの裁量で采配」している諸国の国益に限定することは、その状態が人類の圧倒的多数の利益とは一致しない以上、不可能だと指摘した。
プーチン大統領は、金融の技術的なツールは現在、急速に発展しているものの、国際協力には信頼も欠かせないと述べている。
「改めて申し上げたい。この分野、特に国際的な経済協力で極めて重要なのは相互の信頼、そしてパートナーの利益と互いの利益を尊重する姿勢だ」
プーチン大統領はまた、欧州では多くの市民がロシアと見解を同じくしているものの、こうした人々はロシアの攻撃的な敵対者とは異なり、静かに振舞っていると指摘している。
「我々の見解に共感する人々は、欧州諸国にはかなり多い。非常に多いと言っても過言ではない。こうした人たちは静かに振舞っており、しゃしゃり出たりはしていない」
プーチン大統領は、国際社会が国際金融安全保障についてコンセンサスに到達できることを期待していると述べた。プーチン大統領はまた、ロシアはすでに数年前に、そうした国際的な法体系を創設する提案を国連に提出していたことを指摘している。
「私たちの提案は数十カ国の支持を得られた。現在の国際的な舞台にはあらゆる困難があるものの、それでも我々は何らかのコンセンサスにたどり着けると、私は大いに期待している」
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