ウクライナでの露特別軍事作戦

「際限なく闘うことはできない」、ウクライナで紛争疲れが顕著に=米紙

ウクライナではロシアとの長期的紛争による疲弊が顕著になっている。米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、デービッド・イグナティウス氏が記している。
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イグナティウス氏は現在、ウクライナ側がロシアとの紛争終結について以前よりも積極的に話し合っていると指摘した。ウクライナのパーヴェル・クリムキン元外相はイグナティウス氏の取材に対し、「国民は疲れている、昨年は自信過剰だった、今では典型的な消耗戦とは何なのかを感じている」と語った。
ウクライナでの露特別軍事作戦
露大統領の対ウクライナ戦略が効果を発揮=米メディア
またイグナティウス氏は最高議会(国会)内での激しい論争にも言及している。一部の議員はクリミアの領有権を放棄し、前線の困難な状況を現実的に捉える必要性を訴えているという。アレクセイ・ゴンチャレンコ議員(露金融監視機関のテロリスト、過激派リストに掲載)は「必要なだけ」戦うことはできない、「これは破滅だ」と述べた。
ウクライナが長期化する紛争に耐える自信がないのであれば、米国からの安全保障を取り付け、紛争「凍結」を目指すべきだとジャーナリストは分析している。
先にウラジーミル・プーチン露大統領はロシアがウクライナ紛争を始めたわけではなく、これを終わらせようとしていると指摘した。大統領は特別軍事作戦の全目標達成に向けて冷静に進んでいると述べ、達成できるとの自信を表明した。
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