イスラエル・パレスチナの紛争激化

米国、地中海東部に空母打撃群を派遣へ

米国防総省のロイド・オースティン長官は8日、米国は空母「ジェラルド・フォード」打撃群を地中海東部に派遣し、同地域の航空部隊を強化するとの声明を発表した。
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「本日、イスラエルに対するハマスの攻撃を受けて、バイデン大統領との詳細な協議を行った結果、私はこの地域における国防総省の態勢を強化し、地域の抑止力を強化するためのいくつかの措置を指示した。私は、空母『ジェラルド・フォード』打撃群の東地中海への配備を命じた

ロイド・オースティン
米国防総省長官
空母のほかに、ミサイル巡洋艦1隻、ミサイル駆逐艦4隻が含まれている。国防総省はまた、この地域でF35、F15、F16、A10戦闘機の飛行隊を増強する措置をとった。
イスラエル・パレスチナの紛争激化
【図説】 紛争激化 どの国がイスラエル、あるいはパレスチナへの支持を表明したか

イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日午前、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルに対する未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル側は3000発を超えるミサイルが撃ち込まれたとしている。その後、ハマスはイスラエル南部に越境攻撃している。
パレスチナのイスラム組織「ハマス」は10月7日、イスラエルに対して「アルアクサの洪水作戦」開始を宣言。これに対し、イスラエル国防軍は「鉄の剣」作戦を発動してハマスの攻撃に対抗。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は国民に向けた演説の中で、国家は戦争状態にあると表明した。人口密集地域からハマス戦闘員を排除するよう命じ、予備役の広範な動員を命じた。
イスラエル軍はガザ地区への空爆を開始。ガザ地区では空爆により413人が死亡し、約2300人が負傷したと主張されている。
ロシアのミハイル・ボグダノフ外務次官はスプートニク通信に対し、ロシアはイスラエルおよびパレスチナに対し、停戦し交渉の席に戻るよう求めていると語った。
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