イスラエル・パレスチナの紛争激化

プーチン大統領、イスラエル・パレスチナ紛争解決のために国連安保理の決定履行を呼びかける

ロシアのプーチン大統領は10日、イラクのスダニ首相と会談し、イスラエル・パレスチナ紛争を解決するためには、パレスチナの独立主権国家樹立に関する国連安全保障理事会の決定を履行する必要があると述べた。
この記事をSputnikで読む
プーチン大統領は会談で、中東情勢の急激な悪化は、米国の政策が失敗したことの顕著な例だと指摘した。

「米国は毎回、パレスチナ人民の根本的な利益を考慮することなく、イスラエル・パレスチナ紛争の両当事者に圧力をかけてきた」

プーチン大統領によると、米国は中東の問題を自国主導で解決しようとしたが、双方が受け入れられる妥協点の模索には関心がなかった。
プーチン大統領はさらに、イスラエルのすべての紛争当事者は、民間人の被害をゼロにするよう努力すべきだと述べた。
イスラエル・パレスチナの紛争激化
パレスチナ問題をこれ以上先送りしてはならない=ラブロフ露外相、即時停戦訴え

第四次中東戦争から50年

第四次中東戦争から50年の節目に、イスラエルの状況は悪化した。1973年10月6日、エジプトとシリアがイスラエルを攻撃した。1967年の第三次中東戦でイスラエルに占領されたアラブ領土の奪還が目的だった。攻撃は、ユダヤ人にとって最も重要な宗教上の祝日である「ヨム・キプール」(贖罪の日または審判の日)に行われた。対立は10月25日まで続いた。同月22日、国連安全保障理事会はソ連及び米国のイニシアチブで、当事国に停戦を求める決議案を採択。2日後にシリア戦線での戦闘行為は停止したが、イスラエルは攻撃を続けた。そして25日、その他の国々の圧力を受けてようやく戦争は終結した。
コメント