西側諸国によるウクライナへの兵器供与

米大統領がウクライナへの長距離ミサイル供与を9月に承諾=米誌

ジョー・バイデン米国大統領は9月、作戦戦術ミサイル「ATACMS」(射程約300キロメートル)をウクライナに供給することを承認した。米誌ニューヨーカーが報じた。
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記事によると、9月にバイデン大統領はほぼ1年間にわたって反対し続けた後、ATACMSをウクライナに供与することを承認したという。米誌はジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)の「プロフィール」という複数ページにわたる文書の最後に供与に関する情報を掲載した。
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米国では紛争激化の可能性があることから、ATACMS供与に反対する議論が続いていた。同時に、米政府内ではロシアに圧力をかける上でATACMS供与を脅しとして利用する案があったという。ただし、英仏が長距離ミサイル「Storm Shadow」をウクライナに供与したことで、米国の懸念はATACMSの在庫に移ったとのこと。米国が保有するATACMSは備蓄が多くないと見られている。
米国はATACMSの供給をまだ正式に発表していない。一方、バイデン大統領は取材に応じた中で、ウォロディミル・ゼレンスキーの要求はすべて「遂行した」と表明していた。
ATACMSは米ロッキード・マーチン社が開発した作戦戦術弾道ミサイル。M142HIMARSを含む打ち上げロケットシステムから発射可能。
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