記事の中ではまた、この「超兵器」は大陸間弾道ミサイル「サルマト」や極超音速ミサイル「アバンガルド」「キンジャール」「ツィルコン」、核魚雷「ポセイドン」と同様に、米国の防衛システムを考慮して開発されたため、米国が奇襲攻撃を仕掛けた場合にはロシアが広範な報復攻撃を行うことを可能とすると指摘されている。
「このミサイル(編注:ブレヴェスニク)は、戦術核および通常兵器を使ったロシアの攻撃能力を大幅に高めている」
ロシアの軍事専門家で退役大佐のユーリー・クヌトフ氏は先に、ロシア紙イズベスチヤのインタビューで、「ブレヴェスニク」の射程距離は無限であり、世界でも類を見ないと指摘した。
「ミサイル『ブレヴェスニク』は、射程距離が無限の巡航ミサイルだ(中略)これはユニークな手段であり、世界でも類を見ない」
クヌトフ氏は「ブレヴェスニク」について、原子炉が搭載されているため、射程距離は事実上無限だと説明し、したがって同ミサイルは敵の防空拠点を迂回し、きわめて低い高度で飛行できると指摘した。
クヌトフ氏はまた、原子炉は敵に損害を与えるという観点から一定の潜在能力を持っていると強調した。
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