イスラエル・パレスチナの紛争激化

トルコ大統領、イスラエルへの米空母派遣に疑問を抱く

トルコのタイイップ・エルドアン大統領は10日、首都・アンカラで行われたオーストリア首相との会見の中で、地中海東部への米国の空母配備に触れ、この決定の目的については疑問が生じるものだとの考えを述べた。
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「米国は空母をイスラエルに派遣している。米国の空母がイスラエルで何をするのか、私には疑問が生じた。空母の周囲にあるボートや航空機でガザを攻撃し、非常に深刻な虐殺に加わるだろう」
タイイップ・エルドアン
トルコ大統領
イスラエル・パレスチナの紛争激化
イスラエルによるパレスチナの権利侵害が元凶=土大統領
一方、米国のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は10日の会見で「我々が空母を派遣するのはハマスのためではなく、エスカレーションを拡大しようとする第三国や非国家主体に対し、抑止力についての明確なメッセージを送るためだ」と話した。
米国防総省のロイド・オースティン長官は8日、米国は空母「ジェラルド・フォード」打撃群を地中海東部に派遣し、同地域の航空部隊を強化すると発表した。空母のほかに、ミサイル巡洋艦1隻、ミサイル駆逐艦4隻が含まれている。
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