ウクライナでの露特別軍事作戦

「西側諸国はウクライナ軍の反攻失敗を認めつつある」 オーストリア大佐、英国の報告書から結論づける

西側諸国はウクライナ軍の反攻の失敗を認識しつつある。中立国であるオーストリア軍のマルクス・ライスナー大佐は、ウクライナ情勢に関する英国防省の報告書を検討した結果、このように結論づけた。
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ライスナー氏は、ドイツのテレビ局「N-TV」に対し「非常に残念だが、西側諸国はウクライナの攻撃が失敗したことを認識しつつある」と話した。
英国の評価によれば、「反攻」開始後のウクライナ軍の進軍によって、キエフ政権はロシア軍部隊を「抑制」することができたとされている。だが、これは「アゾフ海への突破」とロシア政府を交渉の席に着かせるという「戦略的目的」とを組み合わせた「作戦目標からはかけ離れている」とライスナー氏は指摘した。
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「ここで、英国はこのいきさつの新たな解釈を試み、それによって風評被害を抑えようとしていると言える」とライスナー氏は述べた。
ウクライナ軍は6月初めからザポロジエ、ユジノドネツク、アルチェモフスク方面で前進を試みているが、プーチン露大統領が強調したように、ウクライナは戦線のどの区間でもたいした成功は収めていない。プーチン大統領はまた、現在のウクライナの反攻は失速どころか失敗だとも指摘した。
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