イスラエル・パレスチナの紛争激化

欧州委員会、Xがイスラエル紛争に関する「偽情報」を広めていると指摘 マスク氏が反論

欧州委員会のティエリー・ブルトン委員(域内市場担当)はSNS「X(旧ツイッター)」内で、イスラエル・パレスチナ紛争に関する「違法なコンテンツと偽情報」が拡散されているとして、米実業家のイーロン・マスク氏にXを通じて書簡を宛てた。マスク氏はXの透明性を強調しながらこれに返答した。
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ブルトン氏は10日、Xでイスラエル・パレスチナ紛争に関する「違法なコンテンツと偽情報」が拡散している疑いがあるとマスク氏に警告した。ブルトン氏の書簡では、マスク氏に対して24時間以内に回答し、「関連する法執行当局」に連絡するよう要求された。
マスク氏は、ブルトン氏の投稿に返答する形で、ブルトン氏が言及しているXでの違反行為をリストアップし、「一般の人々が閲覧できるようにしてほしい」と求めた。
「私たちのポリシーは、すべてがオープンソースで透明性があるということであり、EUもこのアプローチを支持していることを私は知っている。あなたが言及しているXの違反行為をリストアップし、一般の人々が閲覧できるようにしてください」
イーロン・マスク
米国の実業家で億万長者
マスク氏はフランス語で「ありがとうございます」と付け加えた。
この返答を受け、ブルトン氏は「偽造コンテンツや暴力の賛美について、ユーザーや当局が報告していることをあなたはよく知っているだろう。(この問題について、当局と)話していることを示すかどうかはあなた次第だ」と書き込んだ。
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イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日午前、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルに対する未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル側は3000発を超えるミサイルが撃ち込まれたとしている。ハマスはイスラエル南部への地上部隊による越境攻撃も行っている。
イスラエルは報復としてガザ地区を空爆。一部ではパレスチナ側とイスラエル軍による地上戦が続いているとみられる。一連の衝突でこれまでに、イスラエル、パレスチナ双方合わせて少なくとも2150人以上が死亡したとされている。
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