「テロリストと協力するつもりはない」
ガザ地区を実効支配するハマスのメンバーがイスラエル人を捕虜として拘束しているが、ベン・ドール氏によると、ガザ地区での軍事作戦は継続される。
「イスラエルは、同国がテロ組織『ハマス』と『イスラム聖戦』に対する戦略的目標を達成するまでは軍事行動を継続することにこだわっている」
ベン・ドール氏は、これらの組織の過激主義者たちは子どもや女性を含む罪のない人々を殺害し、イスラム教に反する方法も使用しているが、イスラエル指導部は自国の利益だけでなく、地域のすべての住民の利益のためにも行動していると指摘した。
同氏によると、テロリストらはパレスチナ人の共通の大義にまるで奉仕せず、イスラエル政府との和解に貢献していないため、そのような犯罪を行うことで過ちを犯している。
「彼ら(テロリスト)は我われの国と隣り合うのではなく、私たちの国の廃墟の上にパレスチナ国家を樹立することを望んでいるため、我われは彼らと協力するつもりはない」
地上作戦の目標について
ベン・ドール氏はまた、現時点では地上作戦がどのような形で展開されるかを述べるのは難しいものの、ガザ地区からテロをなくすというイスラエルの決意を表明した。作戦のその主な目標は、イスラエル領内におけるテロ行為の考えられるすべてのシナリオを阻止し、あらゆる脅威を排除し、長い年月にわたって国内の安全を確保することだという。
「我われは、あらゆる前線で敵と対峙する用意がある。交渉復帰の可能性は、ガザ地区におけるこの軍事作戦の目標が達成された後に初めて生じる」
イスラエル国防軍は、ガザ地区を攻撃する際、特にテロリストが潜伏している建物を攻撃するときには、これらの場所の近くにイスラエル人捕虜がいる可能性を考慮するという。一方、イスラエル国防軍は、すべての目標を達成するために戦争を継続する決意に満ちているとされる。
「『ハマス』と『イスラム聖戦』の戦闘員らは病院、モスク、学校に潜んでいる。彼らは、イスラエルはこれらの場所には手を出さないと考えているからだ。しかし、これで我われの動きを止めることはできない。なぜなら今や、これらの場所はイスラエル政府の正当な標的になっているからだ」
イスラエル支援
ベン・ドール氏は、国際社会からの支援について、米国はイスラエルの緊密な同盟国だと指摘し、同時にその他にも多くの国が連帯と支持を表明していると語った。
そして最後にベン・ドール氏は、イスラエル人は自分たちの国を待ち受けているのは長期的な戦争であり、イスラエル自体も経済的および政治的観点からこの戦争に向けて準備ができていることを理解していると述べた。
「我われはイスラエルの安全な未来を確保するためなら、いかなる代償も払う用意がある」
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