イスラエル・パレスチナの紛争激化

「誰もが影響を受ける」 米メディアがイスラエル紛争の悲惨な結果を予測

イスラエルをめぐる状況は、世界経済に深刻な衝撃をもたらすだろう。紛争激化で原油価格が高騰すれば、世界経済の低迷が起こる可能性がある。ブルームバーグがこのように報じている。
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「これまでの中東戦争と同様、イスラエルとハマスの対立は世界経済を弱体化させ、さらに多くの国が関与すれば不況の引き金にさえなりかねない」

中東はエネルギー資源の重要な供給国であり、重要な航路でもあることから、この地域での紛争は「世界中に衝撃を巻き起こす可能性がある」と指摘されている。
記事では「世界経済は脆弱だ。ウクライナ紛争で悪化したインフレからは、依然として回復途上にある。産油地域での戦争は再びインフレを加速させるだろう」と補足された。
また筆者は、より安定した中東への期待は「打ち砕かれた」と結論づけた。
イスラエル・パレスチナの紛争激化
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イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日午前、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルに対する未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル側は3000発を超えるミサイルが撃ち込まれたとしている。ハマスはイスラエル南部への地上部隊による越境攻撃も行っている。
イスラエルは報復としてガザ地区を空爆。一部ではパレスチナ側とイスラエル軍による地上戦が続いているとみられる。一連の衝突でこれまでに、イスラエル、パレスチナ双方合わせて少なくとも3000人以上が死亡したとされている。
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