プーチン露大統領の訪中

米誌、中国でのプーチン大統領と米国務長官の出迎えの違いに着目

米誌ニューズウィークは、中国でのアントニー・ブリンケン米国務長官とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の出迎えの違いについて報じた。中国は17日、プーチン大統領を「レッドカーペット」で迎えたが、6月にブリンケン国務長官を迎えた際にはこれはなかった。
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「ウラジーミル・プーチン(露大統領)の北京到着は、6月のアントニー・ブリンケン米国務長官の訪中時にはなかった『レッドカーペット』で迎えられた

同誌によれば、6月にブリンケン氏が受けた応対はかなり控えめで、今回のプーチン大統領の到着時の華やかさとは対照的だった。
ブリンケン氏の訪中は、米中関係が冷え込む中、米国のトップ外交官としては5年ぶりだったが、米領空を中国の偵察気球が飛行したと米国が主張したことをきっかけに、2月から延期されていた。
同誌は人権活動家のジェニファー・ゼン氏の見解を引用し、中国の基準や文化に基づけば、ブリンケン氏が受けたような冷遇は「意図的な屈辱」だと指摘している。
プーチン露大統領の訪中
プーチン大統領、「一帯一路」参加国首脳らと記念撮影

プーチン大統領の訪中

プーチン大統領は一帯一路フォーラムへの出席のため、17~18日の日程で中国・北京を訪れている。フォーラムにはセルゲイ・ラブロフ外相のほか、エネルギー省、財務省、中央銀行、交通省、軍事技術協力庁など各政府機関のトップも同行しており、ビジネス界からも大手銀行やエネルギー企業などの代表者らが参加する。
プーチン大統領は2日間の日程で各国首脳との二国間会談にも臨む。また、18日には中国の習近平国家主席との露中首脳会談も予定されている。
一帯一路は中国が推進する巨大経済圏構想で、現代版シルクロード構想とも呼ばれる。ユーラシア、アフリカ、欧州をつなぐ貿易・流通網の発展をうたっている。中国外務省によると、今回のフォーラムには世界140カ国以上、30以上の国際機関から計4000人以上が参加している。
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