ウクライナの遅れは深刻
ビジネスインサイダー紙がコメントを引用した、米国のシンクタンク「大西洋評議会(アトランティック・カウンシル)」のアナリスト、メリンダ・ヘリング氏も、ウクライナが使用するドローンは量と質においてロシアに大きく遅れをとっていると指摘している。
「ドローンではウクライナはロシアにかなり遅れをとっている。これからの行方はドローンにこそかかっているというのに」
ヘリング氏が指摘したように、ウクライナ軍では現在、ドローン操縦士と複雑な操作が可能なドローンが不足している。
へリング氏はまた、ウクライナのドローン操縦士養成学校を視察した経験から、ウクライナ軍が使用するドローンは品質が劣悪で、未使用の段階ですでに壊れていることが多かったと明かしている。へリング氏はドローンは細部まで注意が払われずに作られた粗悪品と指摘している。
「逃げ隠れできない」
フォーブス誌の軍事コラムニスト、デビッド・エックス氏は、ウクライナ軍の戦車乗組員にとっては、ロシアのドローン攻撃が不可避な野原や道路沿いなど、隠れるところのない場所での移動は非常に危険だと書いている。
エックス氏は、ドローン集団は戦車の破壊に効果的だと指摘している。それはまず1機が戦闘車両の動きを止めた後、残りの数機のドローンUがそれを破壊するからだ。
エックス氏は、ロシア軍はすでにドローン増産に取り組み、オペレーターの養成を行っていると付け加えている。
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