【8日のニュース】プーチン露大統領、中国中央軍事委員会副主席と会談 G7外相会合で中東・ウクライナ議論

世界では毎日様々な出来事が起こっている。ここでは今日の国際ニュースをダイジェストでお届けする。
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プーチン大統領、中国軍事部門高官と会談

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は8日、モスクワを訪問した中国軍事委員会の張又侠副主席と会談した。

「北大西洋条約機構(NATO)加盟国は自らのドクトリンに反して自分たちの影響力を拡大し、アジアを含む地理的境界を越えようとしている」

ウラジーミル・プーチン
ロシア連邦大統領
会談の様子
プーチン 大統領と張又侠・中央軍事委員会副主席のその他の発言は次の通り。
ロシアと中国は、アジアに 軍事・政治ブロックを創設し、自分たちの防衛力を強化しようとする米国の試みに冷静に反応している
軍事および軍事技術の分野における露中の協力はますます重要性を増している
ロシアと中国は冷戦時代の例にならったいかなる軍事同盟も構築していない
ロシアと中国の協力関係は、世界の安全保障にとって安定をもたらす性質を有している
この日は、旧ソ連諸国の安全保障担当高官会議も開かれた。ロシアのニコライ・パトルシェフ安全保障会議書紀は「米国の破壊的政策が世界の核兵器や化学兵器仕様のリスクを高めている」と述べた。

G7外相会合、中東・ウクライナを議論

G7外相会合が7~8日、東京で開催された。議長国日本の上川陽子外相は全体会合、各国との二国間会談を行ったほか、岸田文雄首相もウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と電話会談するなどした。
G7外相の集合写真
上川外相は会見で、中東情勢をめぐってG7はイスラエルとパレスチナを2つの独立国として国際社会が認め、領土紛争を解決する「二国家解決」を支持することを確認したと明かした。

「ガザの持続可能な長期的な解決に取り組むことや、二国家解決が公正で永続的な平和への唯一の道であることなどで一致した」

上川陽子
日本国外務大臣
ウクライナ情勢をめぐって上川外相は、「厳しい対露制裁、強力なウクライナ支援は不変」と強調し「支援疲れ」を感じさせないよう努めた。また、中長期的な復旧・復興を官民一体で進めるとも述べた。
一方の岸田首相は、30分にわたりゼレンスキー大統領との電話会談を行った。会談では2024年2月19日に東京で、日・ウクライナ経済復興推進会議を開催することで合意した。

米議会、露資産没収法案

米議会
凍結されたロシア政府資産を没収する権限を大統領に与え、それをウクライナや国際機関に譲渡する権限を国務長官に与える法案が、米下院委員会を通過した。

イスラエル、戦後もガザに駐留

イスラエル軍戦車
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の顧問を務めるマルク・レゲフ氏は、ガザ地区でのハマス掃討作戦が終了した後もイスラエル軍が駐留し続けると、米CNNのインタビューのなかで述べた。

「全て終わってハマスに勝ったとき、テロの要素が再興しないように、ハマスが戻らないようにするのが重要だ。そのためにはイスラエル軍の存在が必要だ」

マルク・レゲル
イスラエル首相顧問
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