【17日のニュース】APEC、ウクライナは主題にならず イスラエル、ヨルダン川西岸地区でも病院包囲か

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イスラエル・パレスチナ紛争

ヨルダン川西岸地区の病院でも戦闘
ハマスの治めるガザ地区と違い、比較的穏健派とされるパレスチナのヨルダン川西岸地区でもイスラエルが病院を急襲した。17日、アラブ圏各メディアが伝えている。
アラビア語国際放送アルジャジーラなどによると、イスラエル軍は地区北部のジェニンのイブン・シーナ病院を包囲し、患者や職員に脱出するよう警告。また、病院の救急部門に突入し、医療従事者らを尋問しているとも伝えられている。
イスラエルはこれまでに、ガザ地区最大のシファ病院への急襲作戦を行っている。イスラエル側は地下がハマスの拠点となっていると主張している。
ヨルダン川西岸地区・ジェニンを歩くパレスチナの戦闘員ら
ヒズボラとも交戦
また、イスラエル軍はレバノン南部を実効支配するヒズボラの拠点を砲撃したと発表した。一方、イスラエル北部では対戦車ミサイルによる街への攻撃があり、発射された地点への報復攻撃を行ったとも明らかにした。
ガザから退避のロシア人が到着
ガザ地区からラファ検問所を通ってエジプトに避難したロシア人が、露非常事態省の特別機でモスクワのドモジェドヴォ空港に到着した。

ウクライナ情勢

露代表団を率いるオベルチュク副首相
APEC、ウクライナは主題にならず
APECサミットで露代表団を率いるアレクセイ・オベルチュク副首相は、会合でウクライナの話題が出たかと記者団に質問された際、主題とはならなかったとの認識を示した。

「いくつかの国の首脳が演説でウクライナについて触れたが、それは背景音のように聞こえてきたものだった」

アレクセイ・オベルチュク
露副首相
また、オベルチュク副首相は「一部では感情のこもった演説もあった」とした上で、「全体的には気候変動問題が議論の的となった」と感触を述べた
バイデン大統領、つなぎ予算に署名
米国のジョー・バイデン大統領は17日、直近で2度目となる米政府のいわゆる「つなぎ予算」に署名した。政府閉鎖の危機は来年1月中旬まで去ることになった。「つなぎ予算」にはウクライナやイスラエルへの支援は含まれていない。
露西部にドローン3機飛来
露国防省は17日、西部スモレンスク州上空でウクライナ軍のドローン3機を対空防衛システムで撃墜したと発表した。州知事によると、暫定情報ではけが人は確認されていない。
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