米国人記者シーモア・ハーシュ氏による調査

ウクライナ停戦交渉はゼレンスキーに財政援助を絶つと米国が脅して実現せず=ハーシュ記者

ロシアとウクライナは数か月前に停戦交渉を開始できたはずだったが、米政権がゼレンスキーに対して非軍事の財政支援を絶つと脅したため成立しなかった。米国人調査報道記者のシーモア・ハーシュ氏は事情に詳しい米国の複数の高官の発言を引用した記事をSubstackに掲載した。
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「我々は数か月前、ウラジーミル・プーチン氏がまだ(露大統領に)再選されず、ゼレンスキーの軍事情勢が劣化する前の段階で、理性的な交渉を開始する寸前までいっていた。だが、米指導部はゼレンスキーに『交渉も和平も一切してはならない。さもなくば、我々はお前たちの政府が非軍事用途の資金として毎年受け取っている450億ドルは払わない』と最後通牒を突き付けた」ハーシュ氏の消息筋はこう語った。
消息筋によれば、バイデン米大統領はNATOが「ロシアの脅威」に立ち向かうことに重点を置いており、「どんな状況に陥ろうとも」この路線を変えることはない。
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