ロシアは今日、国民哀悼の日 「クロッカス」ホールのテロ事件の犠牲者を悼んで

今日、3月24日をロシア全土をあげた国民哀悼の日とすることをプーチン大統領は前日に国民にむけて行った演説の中で宣言した。プーチン大統領はモスクワ郊外のコンサートホールで起きた事件を血なまぐさい野蛮なテロと呼び、これを依頼、組織、実行した者らは必ずや正当な処罰を受けると約束した。
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全土に服喪の日を宣言する権利は大統領以外もたない。服喪の日は弔意を示す半旗が揚げられ、娯楽的行事は中止され、テレビは広告を流さない。
ロシアでは1993年から今回の「クロッカス」ホールの銃撃テロまで、2002年のモスクワ劇場占拠事件、2004年のベスラン学校占拠事件、2009年、ペルミのクラブ「フロマヤ・ローシャジ」の火災など、合わせて29回の服喪が宣言されてきた。
ロシアの服喪の日はテロ事件の発生に限らず、天災、飛行機事故、大火災などで多数の犠牲者が出た場合も宣言される。また、2007年に初代大統領のボリス・エリツィン氏が死去した際も宣言された。
前回の服喪の日は2018年3月28日、過去100年で最多の犠牲者が出た、ケメロヴォのショッピングモール「ジムニャヤ・ヴィシュニャ」の大火災後に宣言されている。
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