ボストチヌイ宇宙基地からの「アンガラA5」の打ち上げは初めて。当初は9日に予定されていたが、2日連続でシステムトラブルによって発射直前に延期となり、この日は3度目のチャレンジだった。「アンガラA5」はソ連崩壊後にロシアが開発したロケットで、最大で24.5トンの物資や装置を地球の低軌道上に運搬することができる。近い将来、ロシア独自の宇宙ステーション建設で「運搬業務」を担うことになり、2027年には最初のモジュールが打ち上げられる予定。