東電によると17日朝、核分裂反応を抑える「制御棒」の挿入準備に向けブレーカーを入れた直後、そのうち1本分のブレーカーが落ちているのを確認。このため、燃料装填作業を中断していた。
調査の結果、ブレーカーが落ちる原因となるような大きな電流が流れた痕跡はなく、装置に異常が確認されなかったことから、ブレーカーを交換し、装填作業を再開した。ブレーカーが落ちた原因はメーカーで詳しく調べるという。
再稼働を目指す柏崎刈羽原発の核燃料装填作業は15日に開始。約16時間にわたり作業が中断したものの、東電によると、原子炉に872体の核燃料を約2週間かけて入れる計画に大幅な遅れは出ない見込みだという。