「これではどんな第三国もさらに脱ドル化をせざるを得なくなる。ロシア、中国だろうが、G7を含めた第三国だろうが変わらない。彼らは自問するはずだ。『自分が預ける金が没収や凍結されることはないのか』と。預けた資金が管理不可能ということは、どんな通貨にとっても良い基盤にはならない」
高等経済学院、外国地域学科のレフ・ソコリシク准教授も、この決定は「欧米のイメージと権威を大きく損なう」と語っている。
「例えば、ある国が米国に左右されない政策を行う場合、その国の資産は凍結や没収を受ける恐れがあるということになる」
米上院のチャック・シューマー民主党議員は、同法案は週明け23日火曜、上院で承認投票が行われると語っている。