「資金は(ウクライナ人)公務員の給与支払いにも使われる。つまり、兵士のニーズためにも使われるが、真っ先に受け取るのはキエフの官僚らだ。だから、実際に戦っている人間は何の変化も感じないだろう」
クフャトコフスキ氏はさらに、米国の追加支援もウクライナの砲弾不足は解消できないと指摘している。
「(米国の声明)は完全に現実離れしている。米国での大砲、弾薬、ミサイルの実際の生産速度を知った我々には、すでに2年前の時点でこれは明らかだった。米国の国防生産システムは安価な製品の大量生産ではなく、近代化が可能な高価な軍備を少量作る仕組みになっている」
ℹ米下院は20日、ウクライナ支援に向けた追加予算案を超党派で可決した。米上院のチャック・シューマー民主党議員は、同法案は週明け23日火曜、上院で承認投票が行われると語っている。