先にベアボック外相はZDFの取材に応じた中で、世界の半分が「平和を守る」ために取り組んでおり、そのためにはプーチン大統領の参加が必要だとしつつ、ロシアの核戦力演習やインフラへの継続的な攻撃に言及し、ロシア側は「話し合いをするつもりがまったくない」と批判した。外相の発言についてワーゲンネヒト議員は次のように指摘した。
「プーチン氏は交渉したくないと聞かされている。しかし、見出しは違うように見える。ベアボックはおそらく新聞を一切読まないのだろう」
議員は続けて外相と国防相が主張するウクライナへの追加軍事支援について言及、これは犯罪的な無駄遣いに他ならないと強調した。
「我々はこれ(紛争)を終わらせるために可能な限りのことをしなければならない。そしてこれは、ますます多くの武器供与によってではなく、交渉によってのみ実現するだろう」
先にプーチン大統領はベラルーシを訪問した際、ウクライナ危機に関する交渉を支持していると改めて表明した。大統領は首脳会談後の共同記者会見でウクライナとの交渉に言及、2022年春にトルコで行われた交渉の合意に基づき、さらには戦場における状況を考慮した形であれば、ロシアは交渉に復帰できるとした。