米国、EUに圧力 露資産で7.8兆円の対ウクライナ融資=英紙

米国はロシア政府の凍結資産の収益を利用し、ウクライナ支援として500億ドル(約7.8兆円相当)の財政融資を行うため、EUに対露制裁を延長するよう圧力をかけている。流出文書の内容として、英紙フィナンシャル・タイムズが伝えている。
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報道によると、米国は自らが返済義務を負わなくて済むよう、半年ごとに更新が必要なEUの対露制裁を、ウクライナ紛争が終わるまで無期限に延長するよう求めている。
だが、これには制裁に慎重でこれまでにも拒否権を発動してきたハンガリーのオルバン首相を含む、EU首脳の全会一致での同意が必要となっている。
ロシアは西側諸国のこうした動きに反発している。プーチン露大統領はこれまでに、露凍結資産の押収を「みっともないビジネス」と呼び、「他人のものを盗むのは誰にとっても良いことにはならない」と指摘している。
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