「以前、サハリンと日本を結ぶ橋の建設構想も議論されていた。地政学的状況が変わったら、つまり日本が『兄貴分』(編注:米国)の言うことでなく、自国の主権的利益のために動くようになったとき、この議論は再び復活するかもしれない」
また、タタール海峡(間宮海峡)を通りロシア本土とサハリンを結ぶ橋の建設開始は、早くても2030年以降になる見込みで、長期的視点で計画を進めているとした。
2000年以降、ロシア本土~サハリン~北海道を陸路で結ぶ構想は度々話題にあがっており、「宗谷海峡大橋」や「サハリントンネル」などの仮称がつけられている。だが、計画は具体化されておらず、昨今の露日関係の悪化により現状では進展は見込めない。