「世界のエネルギー危機は2021年の段階ですでに始まっていたが、中でも欧州は最大の打撃を受けた。最たる原因は馬鹿げた改革、愚かなエネルギー政策にある。ロシア産ガスがあれば、欧州は嵌った穴からさっさと抜け出し、急ピッチで復興できただろう。欧州のリーダーらは集まって、自分らはこの間、ずっと間違った方向に進んできたと言うべきだが、そんなことは起きない。欧州は危機の深淵に直面するまでは、今のやり方を続けるだろう」
これより前、ロシア石油大手「ロスネフチ」のイーゴリ・セチン会長は、欧州はロシア産ガスを拒絶したことで6300億ドル(約99兆円)の代価を支払ったと語った。セチン氏は、これだけの額を払えばロシア産ガスは8年間、使用できると指摘している。