NICAは高密度バリオン物質の研究のために、シンクロトロンベースの陽子加速器「シンクロファゾトロン」の一環として造られている。NICAの稼働後、シンクロファゾトロンの研究者らは実験室条件下で、ビックバーン後の最初の瞬間に宇宙が存在していた、究極の物質状態である、クォークグルーオン物質を再現することができる。NICAの製造には世界30カ国からの研究者たちが参加している。製造作業は2024年末に終了が予定されており、12月には技術テストが開始される。