横浜市の旧「大口病院」(現:横浜はじめ病院)に勤務していた久保木被告は2016年9月、点滴に消毒液を混入し、高齢の入院患者3人を殺害。また、患者を殺害する目的で点滴袋5個に消毒液を入れていたとされている。2021年、1審の横浜地裁では「更生の可能性がある」などとして無期懲役を言い渡していたが、検察は「無差別の連続殺人」として死刑を求刑、一方の弁護側は裁判員裁判を重視し、被告の当時の心神耗弱状態を主張し、双方が控訴していた。